むし歯・歯周病治療
むし歯が小さいうちなら治療も最小限ですみます。むし歯?と思ったらすぐに受診することが大切です。
また、30代以上の約8割が歯周病だと言われています。しかし、多くの人がそれに気付かないため悪化させてしまうことがよくあります。
当院では、歯と歯茎をむし歯や歯周病から守り、予防していくことを重視しています。それが生涯におけるQOL(生活の質)の向上になると考えているからです。
歯のクリーニング
一生自分の歯で食事をするために、若い頃から、むし歯や歯周病を予防する意識を持つことが大切です。
当院では、患者様お一人お一人に合った予防プランをご提案した上で、定期的に衛生士によるクリーニングを行っております。
歯のクリーニング手順
- 院長と衛生士によるむし歯・歯茎・咬合の検査
- 歯垢・歯石・バイオフィルム・茶渋やヤニなどによる外因性の着色の除去
- 着色防止ペーストやむし歯予防フッ素、または歯茎マッサージ用ジェルを歯の全体に塗布し、3~5分間浸透させます。
- スッキリし、滑らかになったことを鏡や舌触りにて確認していただきます。こちらを30分~1時間かけてゆったりと行っております。
高齢者向けの治療
お口の中を清潔に保つことは、健康管理の上でとても大切なことです。
特に年齢を重ねるごとにむし歯、歯周病だけでなく、摂食嚥下障害などいろんな疾患にかかりやすくなります。
口腔ケアにより歯や粘膜の清掃をしっかり行い、同時に摂食嚥下機能を高めることで、誤嚥性肺炎を予防することができます。
誤嚥性肺炎について
通常人間の体は口から入ったもののうち食べ物や飲み物は食道へ、空気は気管へと振り分けられます。
しかし、食道と気管は隣り合っているため、誤って口の中や胃の中のものが気管に入ってしまうことがあります。これを誤嚥(ごえん)といいます。
口腔内には多種多様の細菌がすんでいます。気管に入ってしまった細菌が原因で肺炎になることがあり、これを「誤嚥性肺炎」といいます。
若い健康な方ならば、咳をして外に出したり、気管の粘膜の繊毛活動で外に排除されます。しかし高齢になって飲み込む機能や咳をする力が弱くなると、異物が気管に入ったままになりやすく、さらに抵抗力や免疫力が下がっていることなどもあって、誤嚥性肺炎になるリスクが高まってしまいます。
噛むことの重要性
噛むことには、食べ物を咀嚼するほかにもさまざまな効果があります。
顎を動かすことで唾液の分泌が促され、口腔内に残った食べカスや細菌を洗い流します。また、舌や筋肉を意識して動かすことで脳や体に刺激を与え、脳の老化防止や運動機能向上にも役立ちます。